生命保険を活用した資産運用

事業が大きくなってくると、会社の資産を運用して増やす、というのもひとつの課題になってきます。企業が行う資産運用には主に不動産を活用する方法と、生命保険を活用する方法があります。それぞれの特徴をまとめてみましょう。

■1.不動産による資産運用

不動産投資とは、購入した不動産を貸すことで得られる賃料収入と、不動産を売却したときに得られる売却収入の2つが投資金額を上回ることを狙うものです。安定した一定以上の賃料収入が確保され、なおかつ売却価格が購入価格を上回れば、かなりの高収益を上げることが可能です。

しかしその反面、地価の下落や空室による賃貸収入の減少、固定資産税や修繕費などのコスト、地震や津波による倒壊リスクなどを抱えています。 なおかつ売却する時にいくらで売れるのか、すぐに売れるのか、というのも大きな懸念材料です。

【リスク】

  • 地価下落や空室による賃料収入の減少
  • 地震や津波による倒壊リスク
  • 売却価格の下落
  • 売却タイミングを逃す

【コスト】

  • 管理やメンテナンスに要する労力(管理会社委託の場合は支払手数料)
  • 修繕費用
  • 固定資産税
  • 登記費用
  • 損害保険の保険料

不動産投資は、株式投資に比べてリスクが低いと言われていますが、上記のリスクやコストがあることは理解しておきたいものです。

■2.生命保険による資産運用

生命保険で資産運用した場合は、掛けた保険料に対して、戻ってくる金額で効果を図るため、不動産と比べてかなりシンプルです。

一口に生命保険といっても、すべての保険商品が資産運用に向いているわけではありません。生命保険には、解約してもお金が戻らない掛捨てタイプと、お金が戻ってくる積立てタイプの2つに分かれます。当然ですが資産運用は積立てタイプで、支払った金額に対して受取額が上回る商品を使います。保険は一部の商品を除いて将来の受取額が確定しているため、価格が変動する不動産と比べて収益を見積もりやすいのが特徴です。

【リスク】

  • 途中解約や為替変動(外貨建ての保険に限る)による元本割れ
  • インフレリスク
  • 保険会社の倒産リスク

【コスト】

  • 支払保険料

生命保険のリスク回避

生命保険は、不動産と比べて維持コストが掛からない点が大きな特徴です。いくつかのリスクに対しては、契約者の意思で契約内容を見直すことや、商品特性を活用することで回避する方法もあります。

中途解約リスクの回避

中途解約による元本割れを回避する方法として、「払済(はらいずみ)」があります。 払済とは、以後の保険料の支払を停止させて、保険を存続させる手法です。払済に変更すると保障額は下がりますが、解約返戻金は年々緩やかに上昇していくため、将来的には元本を上回ることもあります。解約すると契約は消滅して、その時点の解約返戻金が戻るだけですが、払済は契約を存続させつつ解約返戻金を増やしていくことができます。

為替変動リスクの回避

為替変動のリスクは、外貨建ての保険で資産運用した場合に起こり得るリスクで、支払レートよりも受取レートが円高だった場合に生じます。例えば支払った保険料の為替相場が1ドル100円で、これに対して受取った時の為替相場が1ドル90円といったケースです(逆に円安になった場合は、円の受取り額が増えるためメリットになります)。

このリスクを避けるには、解約返戻金(または満期返戻金)を日本円ではなく外貨で受取り、外貨預金口座(外貨預金口座がなければ作成)に預けます。その後、円安に転じるのを待ってから円替えすることで回避することができます。もっとも外貨のまま使う手立てがあれば、円替えする必要がないのでリスクとはなりません。ちなみに外貨建て保険は、円の保険商品に比べて運用率が高いため、貯まるメリットも大きくなります。そのため大幅な円高でなければ、大きな影響を及ぼすことはありません。

インフレリスクの回避

保険で資産運用した場合のメリットに、将来の数値が確定しているため計算が立てやすい点を挙げましたが、経済状況がインフレ=お金の価値が下がると、逆にデメリットになってしまいます。 
これを回避するには、積立利率変動型と呼ばれる保険を使います。積立利率変動型とは、経済状況に合わせて利率が上昇する仕組みになっている保険です。積立利率変動型は利率の最低保証が設定されているため、約定された金額より増えることはあっても減ることはありません。変額保険と似ていますが、変額保険は最低保証がなくてハイリスクなため、この点が大きく異なります。

以上のように、生命保険の資産運用は手間がかからない上に自由度も高いため、リスクを抑えた資産運用が可能です。資産運用向けの保険は多くの保険会社から販売され、それぞれ特徴も異なります。弊社は20社以上の生命保険会社から選ぶことが可能ですので、ご自分に適した商品をご選択下さい。

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