養老保険

養老保険は、生死混合保険と呼ばれている生命保険です。契約期間中の死亡保障(保障機能)と、契約期間終了時(満期時)に満期保険金を受け取る(積立)機能の二つの機能があるため、こう呼ばれています。また、保険期間中に亡くなられた場合の死亡保険金と、満期時に生存して受取る満期保険金はほぼ同金額となりますので、非常に貯蓄性の高い機能を持っています。

養老保険は契約時に予め設定した保険期間が満了した時が満期となります。保険期間は生命保険会社により様々ですが、概ね10年満期、15年満期、20年満期、55歳満了、60歳満了、65歳満了などがあり、満期までの契約期間の設定は、契約期間が長くなればなるほど、満期保険金の利率は高くなる傾向があります。

例えば、30歳男性が死亡保障10,000,000円、保険期間10年の養老保険に加入した場合、年払保険料は993,500円となり、10年間の総支払保険料は9,935,000円です。

一方、保険期間30年の養老保険に加入した場合、年払保険料は316,740円となり、30年間の総支払保険料は9,502,200円です。保険期間が終了し満期を迎えた場合、受け取ることができる満期保険金は、死亡保険金と同額の10,000,000円ですので、満期返戻率は105.2%となります。また、この養老保険は、死亡保障・満期保険金という機能以外に、法人契約で一定の要件を満たすことで支払う保険料を費用計上をすることが可能となり、利益の圧縮(決算対策)の手段として養老保険に加入される経営者が多くみられます。

法人で加入する場合、養老保険の解約返戻金や満期保険金は、資産を簿外で積立していることと同じで、将来の万が一の備えとなります。例えば、売掛金の回収が滞った場合、資金繰りの悪化をこの養老保険の解約返戻金で補填することが可能になります。また万が一、一時的な資金需要が生じた場合、養老保険を解約せずに、それまで支払った保険料の返戻金を担保として生命保険会社から借入(契約者貸付)で調達することも可能です。契約者貸付には借入審査は無く、およそ3営業日~1週間で現金を調達することができます。

企業経営の安定化を目指し、簿外に流動性の高い資産を確保しておくことは財務強化戦略として効果が高いと考えられます。

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